2010年10月2日土曜日





きらきらとあのしろいふゆのうたをなつをめのまえにして暗いよるのみちをうたいながらあるく ぴかぴかとひかるひかりのなかで いつか忘れるころには違うものが満たしているものだとうたってた あの日の自転車に貼られた警告の文字がふっと思い出される 一時間前から眠りにつこうと布団に入っているのになかなか眠れず思考は停まることなく 傷をのこしたのではなく べたべたと足跡を残していった人のことを想えばこの足跡をなぞらえて過ぎていった物事をよく考えるのは私のよくないところで このじかんになると黒いながいせんをたどってとどくこえをどこかでのぞむ まどのそとのおおきなおおきな柱はふりかえることもしらずまいにち着々とうえにのびている 川を見下ろしたのはあれっきりで こんなに静かではねむりにつけない おおきなトラックが走っていく音こそこもりうたで はやくここからでなくてはならない なにかがかわるようなきがするんだ、ぜ。