自分のやりたいこともわからなくなり
コレとソレを一緒のものに考えられず
どうしてこうもうまくできないのだろうと
帰り道肩をおとしました。
誰と比べているんですか。
大丈夫ですよ。
と言ってくれる人。
どうもありがとう。
ただ、何に関しても心は焦り
上手くいかないことを思うと
奥歯の血管がぎゅっと締め付けられるような感覚になる。
焦ってはならないと言い聞かせど、
スムーズに行かないものごとに
憤りなどではなく、悲しみが勝ります。
梅雨を無視してベランダにぶら下げた風鈴は
冷たい風に揺らされて冷たい音を立てています。
思い返せば返す程もっとこうするべきだったと
もっとこういうべきだったと悔やむのです。
今わたしはどんな顔をしているのだろうと鏡を見れば
知らず知らずのうちに潰した眉間の間のニキビ。
鼻の下の伸びた産毛、鼻の頭の開いた毛穴。
なんだかどうしょうもないなと溜め息をついたりします。
明日はきっとと自分に期待して期待した分落胆して
だから梅雨は嫌いなんだと、雨のせいにしたりするのです。
そろそろこの街に越して1年が経つが
わたしは何が出来るようになったろう。
わたしはどこに向かっているのだろう。
足跡をなぞるような堂々巡りに終わりはくるのだろうか。
こういうときあったらいいのにと思うものが
いまわたしには届かないのです。
今わたしはとてつもなく自信がほしいし、
それ以上に大丈夫だよの一言が欲しいのかもしれない。