めずらしく仕事の話。
お金がないから多田がやれば良いと言われれば
調子が良い私はやりますって言って
気がつけばそんな案件ばっかりになっていた。
いつも外注するということに疑問ばっかり抱いていたわけだけど、
外に頼まないと間に合わないって言うことの意味がよくわかった。
案も出します。
イラストも描きます。
レイアウトもします。
データもまとめます。
こんなんを全部の案件やってたらそりゃ間に合わないみたいだ。
ミスばっかりで、間に合わなくて、忘れ物ばかりで
人を待たせ、怒らせ、がっかりもさせた。
しかもある案件は完全に無視していた。
それに別の案件は完璧に忘れてた。
駄目駄目の一週間だった。
ただ何かを作っている感覚にはなった。
夜も眠らず、大学生のように工作をして、絵を描いた。
どれもとても狭いところでの掲載だし
きっとみんなが普通に暮らしていたら
目にすることのないようなものばかりだけど
週末ももう少しがんばってみようと思える、かも。
これ私がやったんだって見せたら
明日香らしいねと君は言ってくれるだろうか。
あの会社でも私は私を忘れずに生きています。
隣の街という地球の裏側の君へ。
どうか自分を見失わずいてください。
わたしは多分元気です。