2011年9月12日月曜日


過ぎて行った窓を思って聞いた声に心安らいぎ気軽さと懐かしさを感じどこまでつづくかわからないトンネルを進むことの苦しさを思うと投げ出したくなるから無心に手を動かせば気持ちがわかるからこれ以上踏み込めないと躊躇し思考を停止することが一番の処方箋と言い聞かす夜に見上げた空には明るい月がはっきりと浮かんでいるからこの月を見上げていて欲しいと願い今の私にはこの月が綺麗に輝いていることを告げることしか出来ないことが虚しく蝉もなくことをやめたことに少し置いてきぼりを食らった気になって歩いて行く友の後ろ姿を思い出しどうもありがとうとつぶやいて乾いた花を並べ水を得た魚のようにこんな時間まで起きてしまったから朝がくることに怯えまた鳴ることのない電話に怯える一週間を過ごす日々に光は射すのかと真っ暗な空に問いかけた。

こういう日は東京タワーではなくあの街の大きな塔に会いたくなる。

そうか君はもうそこにいないのか。

今の私には何も出来ないね。