2011年1月20日木曜日





わたしの仲のいい友達、というか、

もうちょっと違う次元の位置にいる友達は

だいたい、属している組織とか枠組みから

いきなり外れて、私のいるところから

突然ぴゅーっとどっかにいってしまう人の傾向にある。



高校のとき、昼休みになると二人で決まった曲を熱唱して
「くそー、いい歌だぜ」って二人で潤目になったりした子も、

大学のとき、夜中に自分たちの馬鹿で汚い話をして、
互いにお前馬鹿だなーって、大笑いしてたりしてた子も、


突然学校を辞めて、私が知らないところで、
私が知らないことを日常にしながら生活していた。

今も時たま電話をしたり、会ったりするけれど、
どこか会うのが怖かったりもする。

彼女たちは突拍子もないことをしだして、
「ここは安全地帯」というところではない、
舗装されてない、ヌカルんだ道をなんか歩いちゃうような
感じなのだ。

わたしはここは安全だというところをわりと
歩んできたと思うと、
彼女たちに会って、自分の小心っぷりを露にされるようで
なんだかこわいのだ。

明日香はすごいとか、うらやましいとか
周りの人間に言われる度、
彼女たちを思い浮かべる。

自分は勇気のない人間で、自分では決められなくて、
誰かに寄りかかったりして、
やっとこさ立っていられるみたいな人間だから、
一般的に端から見て羨まれたりする点は、
自分にとって、とてつもなく嫌な部分なのだと思う。

それは彼女たちにとっても同じなのかもしれない。



私にはできないその一歩を歩んでる
彼女たちを私は誇りに思ったり、羨んだり、
こんな子がいてねと自慢したりする。



高校のその友達は、遠回りをしていたけれど今度就職するらしい。

大学のその友達は、今までに作ったことのないものを
生み出すことに寝食も忘れてむかっている。






会社に入って、出会ったあの子も彼女たちと
近からず遠からず同じ空気を出している。

あの子もいつかぴゅーっと、私がいるここから
どこかに飛び出て行ってしまう気がする。

もしそうなったら、私は、やっぱりなと思って
笑う気がする。



そのときも私は安全地帯を住処にしてるのだろうか。



ぴゅーっととおくへ。

いかないのかな。













今日は寝るのがもったいないのだ。

頭のなかが久しぶりにたくさんになっている。



今日は寝るのがもったいない。