気になることがらがひとつ。
こんなことがあったと話したいことが山ほど。
止んだかと思うとまたしとしと雨がふります。
白い煙がもくもくとまた、からだを包んでいるのでしょう。
なにがあったと尋ねたいこともまたあり、
あまり踏み込んではいけないかと足を止めます。
次から次へと降ってくる雨のように
あのねあのねと今にも話しだしそうなこの口を
閉じているのに精一杯なのです。
明日も雨だと肩を落として、
なんだかもう放り投げたいような気持ちにもなるのです。
多分放り投げられて済むなら、とっくにしている。
放り投げられないから困っているのだ。
わたしは今日、湿った四角い器にいくつねじ込んだろうか。
次から次へと降ってくる雨のように
あのねあのねと今にも話しだしそうなこの口を
閉じているのに精一杯なのです。
明日も雨だと肩を落として、
なんだかもう放り投げたいような気持ちにもなるのです。
多分放り投げられて済むなら、とっくにしている。
放り投げられないから困っているのだ。
わたしは今日、湿った四角い器にいくつねじ込んだろうか。