2012年1月6日金曜日




西の空に真っ黄色のお月様がありました。

どんどん、どんどん沈んでビルの影に隠れていきました。

そのあとはお月様のぼんやりとした光がみえるだけでした。




友達の嬉しい知らせを何故か

冷たい便座のうえで思い出す。



待っているわけではない。

毎日歩いて暮らしている。

ただ歩き疲れたわたしは

結局東の町を睨んでいた。



晴れた空の下ではこれから先のことを無理矢理考え

曇り空の下では今の自分を見つめざるをえない。




生き難いなぁといいながら

結局今日一日を生き延びてしまった。



大きな声で笑う透明人間と

視力を失った男。



弦を弾いて君の真似をする。