日付をみればあの日からちょうど2年が経っていたし去年の今頃はまだ墨田区に住んでいて時間は流れ環境は変化しても私自身が大して進歩しているわけでもなく思いにしろものづくりにしろあの頃にすがって生きているのがもういい加減にしたいものだとがっくりするけれど今日という日をスカイツリーの見えるあの家のあのベットの上で過ごさなくてよかったと胸をなでおろすのだけれど、ああ、いつもいつもいつも時間とか環境とか変化とか進歩とか記憶とか過去とか過去とか過去とか他に言うことがないのだろうかと情けない。
「happyだね」とか「素敵だね」とか「それはいいことだよ」ってよく言うあなたにもこびりついてはなれない過去とか、鎖に繋いでおきたい時間とか、手の届かない変化とかに怯えたりしているのだろうか、苛立ったりしていた頃もあったのだろうか。よく笑うあなたの陽に照らされない部分を見てみたいなんて思った。