2013年6月30日日曜日



  高架を走る車窓からの風景を眺める。

  気づけば隣にかつての自分のような子がいる。

  彼女は大きなカメラを肩から下げて、窓の外を睨んでいた。


  たった四年前なのに随分とこの風景から離れてしまった気がする。

  その分いろいろなことが変わったのかもしれない。

  あるいは、四年という時間は

  人が記憶を整理するのに充分な時間なのかもしれない。