2012年6月11日月曜日




昼間は前向きな気持ちに包まれるのに

夜になるとどんどんと下を向きうつむいてものを考える。

結局わたしは部外者で

結局だれの役にも立てないのだ。

結局前を歩く人は一度も振り返らずに家路に向かい

結局向かいに座る人間の一部にもなれず

結局わたしは記憶の中に置いていきぼりで

結局目の前の相手が何を思っているのかわからないままなのだ。

結局だれの一番にもなれないまま

結局自分の一番もつかめないままなのだ。

わたしは誰かを救えるだろうか。

昇ってくる朝日を睨むことをやめ

太陽がさんさんと照るなかで

よく知らない街をてくてくと歩いて

見たことの無い景色を見ることができるだろうか。

何もしないをして

何も言わないをいう。

振り上げた拳の内側に飛び込める日がくるのだろうか。

目の前には目の見えない男。

男の前には大声で笑う透明人間。

透明人間にはいったい何が出来るのだろうか。


日曜日が終わるからか、とてつもなく寂しい気持ちに包まれる。