2011年4月19日火曜日








ろくに見ない間に桜は散っていました。
早く来年にならないかな、と私にしては珍しいことを考えた。
そのころにはもうこの街にいないだろうと思えば、
惜しいことをしたとこの街に小さな名残を感じます。


向かいの家のひとが窓を開けたまま鼻をすすって泣いていました。

隣の席のひとからデパートで嗅いだことのあるいい匂いがしました。

テレビの中の人たちはがんばれ、がんばれと言っています。

今年の春も花が散って、雨が降りました。