2011年11月24日木曜日



窮屈に身を並べた
あれやこれやとこの先を枕に描いた
言いたくない言葉を並べた
聞きたくない言葉が吐かれた
血だらけの一日を沈めた
自己嫌悪と添い寝した
嘘でできた腕枕
ぽっかり空いた片側
嗅ぎなれた匂い
嘘みたいな寝言


全て大きなトラックに押しこまれて
やがてはわたしの知らないところで灰になるのだろう。

物語の男は6年という時間が存在し得なかったものに
なることに耐えきれず雄と雌の金魚だけをのこして
車ごと海に沈んだ。

想いとか迷いとか嘘だとか
いろいろなものが横たわった
ソファーにもベッドにもなれない
半端ものを家から追い出した途端に
今までの温かい時間も
罰の悪い行いまでもが
なかったことに思えて良くも悪くも
体がふわりと宙に浮いた。
軽くなったのか
ただの虚無感なのか。

地上から数センチのところを
漂っていた私を友の声は引き戻してくれたのだ。

新しいベットに身を沈めて
私は明日おNEWな朝を迎えるとしよう。