昼間は前向きな気持ちに包まれるのに
夜になるとどんどんと下を向きうつむいてものを考える。
結局わたしは部外者で
結局だれの役にも立てないのだ。
結局前を歩く人は一度も振り返らずに家路に向かい
結局向かいに座る人間の一部にもなれず
結局わたしは記憶の中に置いていきぼりで
結局目の前の相手が何を思っているのかわからないままなのだ。
結局だれの一番にもなれないまま
結局自分の一番もつかめないままなのだ。
わたしは誰かを救えるだろうか。
昇ってくる朝日を睨むことをやめ
太陽がさんさんと照るなかで
よく知らない街をてくてくと歩いて
見たことの無い景色を見ることができるだろうか。
何もしないをして
何も言わないをいう。
振り上げた拳の内側に飛び込める日がくるのだろうか。
目の前には目の見えない男。
男の前には大声で笑う透明人間。
透明人間にはいったい何が出来るのだろうか。
日曜日が終わるからか、とてつもなく寂しい気持ちに包まれる。